年度 |
回 |
受 賞 者 |
分野 |
出身市町村 |
活動内容等 |
平成元年 |
35 |
岸田隆 |
短歌 |
酒田市 |
歌誌「砂防林」を主宰。県歌人クラブ副会長、県アララギ会代表、山形新聞歌壇選者等を務め、後進の指導及び地方文化の振興に貢献。 |
〃 |
〃 |
佐藤清光 |
鋳金 |
山形市 |
山形茶の湯釜の代表的作家。昭和49年の山形鋳物の伝統工芸品国家指定に伴い、昭和52年に伝統工芸士に認定。京都大徳寺より「御釜師」の称号を受ける。 |
〃 |
〃 |
山崎誠助 |
演劇 |
鶴岡市 |
鶴岡放送劇団・同児童劇団の作者、指導者として活躍。ドラマ形式のラジオ番組を中心に1,500回余出演し、地域の放送文化に貢献 |
2年 |
36 |
武田正 |
民俗学 |
南陽市 |
置賜地方をはじめとして県内の民話の発掘・整理に取組み、民俗学・口承文芸学の見地から類型化・体系化を図るなど独創的な研究活動を続け発表 |
〃 |
〃 |
西田忠次郎 |
短歌 |
新庄市 |
昭和26年えにしだ短歌会新庄支部を結成し、毎月歌会を開催。両眼失明の障害を克服し全国の愛好者に対しテープによる添削指導など短歌の普及に貢献 |
〃 |
〃 |
横倉友次郎 |
鋳金 |
山形市 |
山形の鋳金工芸の中心的存在。金属特有の美を強調した新鮮な感覚と詩情のにじむ作品により鋳金の分野に独自の作風を創造 |
平成3年 |
37 |
佐藤正四郎 |
郷土史 |
長井市 |
埋蔵文化財の発掘に尽力し、長井市十日町地内宮遺跡、加賀塚遺跡など数多くの遺跡の発見、調査を実施。また発掘後の保存についても積極的に活動 |
〃 |
〃 |
佐藤耐雪 |
書道 |
余目町 |
昭和32年日展書(漢字)部門で初入選。昭和57年、耐雪書道美術館を開設、入館料無料で運営。海外へも書道を通じ日本文化を積極的に紹介 |
〃 |
〃 |
田中哲 |
演劇 |
山形市 |
「たらばすずんつぁん」など、山形を舞台とする優れた戯曲を執筆。演劇団体の育成指導に努め、県演劇界の発展に多大な貢献をなした。県芸術文化会議会長として文化団体をとりまとめ、山形市の「国際ドキュメンタリー映画祭」実行委員長を務めるなど県の芸術文化の中心人物として活躍 |
〃 |
〃 |
米沢児童文化協会 |
児童文化 |
米沢市 |
昭和33年ボランティア活動を母体に結成。現在まで200号を超える「米沢こども新聞」を発行。 |
平成4年 |
38 |
大友義助 |
郷土史 |
新庄市 |
郷土史の調査研究・啓蒙活動に従事。「最上地域史研究会」「古文書の会」等の自主学習グループの指導など郷土史研究家の育成と研究のレベルアップに貢献。平成3年、文部大臣表彰(博物館振興の功) |
平成4年 |
38 |
加藤桃菊 |
民謡 |
山形市 |
昭和5年日本民謡桃菊会を設立し、以来本県民謡界の中核として各種発表会等の活動により、本県民謡文化の普及発展と後継者育成に尽力 |
〃 |
〃 |
細梅久彌 |
絵画 |
村山氏 |
美術教育に携わり多くの優れた人材を育成輩出。昭和24年日展洋画部門初入選以来入選多数。村山氏芸術文化協会会長、県芸術文化会議常任理事等を務め、本県芸術文化振興に尽力 |
〃 |
〃 |
(財)出羽桜美術館 |
美術 |
天童市 |
昭和63年設立、仲野清次郎氏蒐集の陶磁器・工芸品等2,359点の寄贈による。主な収蔵品は李朝・新羅・高麗・百済の陶磁器と工芸品、近代文人の書などでこれらの展示を通し地域文化の向上に貢献 |
平成5年 |
39 |
犬塚幹士 |
民俗学 |
鶴岡市 |
(財)致道博物館に勤務し、民俗部門の学芸員として民俗資料を中心に調査、収集、研究し、「庄内地方の仕事着」「大宝寺焼」等多数の資料を国指定重要有形民俗文化財としてまとめあげた |
〃 |
〃 |
菊地隆三 |
詩 |
河北町 |
日本現代詩人会会員、日本詩人クラブ会員として同人誌「季刊恒星」「阿吽」などに幅広く現代詩を発表、詩集「転」「鴉のいる風景」など現代詩壇に独自の世界を披瀝し絶賛を得る |
平成5年 |
39 |
高村健一 |
演劇 |
山形市 |
昭和20年代中頃から脚本作家の組織づくりに尽力し、「ドラマグループ」等の中心メンバーとして幅広い演劇活動を展開。放送劇脚本でも「山の奥」(東北ラジオドラマコンクール1位)「通信員」(新聞週間公募脚本全国1位)等永年にわたり優れた活動を行った。 |
平成6年 |
40 |
加藤稔 |
考古学 |
山形市 |
40余にわたって考古学研究に従事。県内及び東北の旧石器時代研究については、県内の第一人者。県内各地の遺跡発掘調査に関わり、埋蔵文化財の保存に貢献 |
〃 |
〃 |
金子阿岐夫 |
短歌 |
南陽市 |
山形県アララギ会代表。米沢市・長井市・川西町の歌会の指導、朝日新聞やまがた歌壇の選者や山形歌人クラブ歌会の選者を務めるなど県内短歌の振興に貢献 |
〃 |
〃 |
嚶鳴女声合唱団 |
音楽 |
山形市 |
昭和48年、多くの全国優勝を経験している山形西高等学校音楽部の卒業生有志によって結成。全日本合唱コンクール全国大会で金賞、銀賞等優秀な成績をおさめる。定期演奏会・市民音楽界などを主に、東京・京都・仙台等の県外公演、ウィーン、ローマ、パリ等での海外公演でも高い評価を受けている |
平成7年 |
41 |
土屋春雄 |
俳句 |
山形市 |
全国俳誌「橡」同人となり、平成6年から橡山形県支部長を務めるとともに、昭和48年から橡・紅花俳句会を主宰し、月刊俳誌「紅花」の発行や創作活動、後進の育成指導等県俳壇に尽力。県俳人協会会長、朝日新聞やまがた俳壇や山形新聞俳壇の選者等を務める |
〃 |
〃 |
松坂俊夫 |
評論 |
山形市 |
明治以降の県関係の文学について長年にわたり精力的に評論を発表し、本県文学界の発展に貢献。主な著作「やまがた文学への招待」「やまがた文学風土記」「本の郷土館」 |
〃 |
〃 |
村川千秋 |
音楽 |
山形市 |
山形交響楽団を設立し、山形県をはじめ東北地方の音楽文化とりわけオーケストラの普及発展に貢献。同楽団の演奏活動範囲は東北6県をはじめ、関東、信越、北海道にまで及ぶ。また村川氏は同楽団の演奏活動で「音楽鑑賞教室」と呼ばれる学校での演奏会に力を入れ、延べ2800校210万人の児童生徒に感動を与えている |
平成8年 |
42 |
大江権八 |
演劇 |
東根市 |
高校演劇、青年団演劇等を中心に50余年の長きにわたり演劇指導、脚本執筆等に精力的な活動を行い、本県演劇の振興に多大な貢献を果たした。 |
平成8年 |
42 |
前田春治 |
絵画 |
山形市 |
昭和29年に東北現代美術協会を結成し、代表として活躍。本県美術界の発展に尽力。海外においても、昭和59年にブラジルで、平成6年に中国で東北現代美術協会の国際展を開催し成功に導いている。 |
〃 |
〃 |
松諷社 |
能 |
松山町 |
1646年庄内酒井藩から分封した松山藩が、観世流の能楽を藩の式楽と定めたことに由来する松山能を、明治以来引継ぎ、積極的な演能活動を行いながら、保存継承に取り組んでいる。近年その高い芸術性から公演依頼も多く、県外、海外においても公演活動を行っている。 |
平成9年 |
43 |
池田退輔 |
陶芸 |
酒田市 |
楽茶碗の制作・研究に取り組み、各地で個展を開催。黒楽茶碗、赤楽茶碗など格調高い作品、作風に定評があり、「本間焼」として名声を広める。楽焼の普及と技術レベル向上のため県内各地で楽焼教室を開催 |
〃 |
〃 |
鈴木きよし |
民踊 |
山形市 |
民踊師範として市町村の指導、郷土芸能の掘り起こし等に尽力。昭和45年に山形県民踊協会を設立し、初代会長として活躍。べにばな国体や山形新幹線等を題材に新しい創作舞踊を手がけるとともに海外公演も実施するなど本県民踊の振興に貢献 |
平成9年 |
43 |
_橋宗伸 |
短歌 |
天童市 |
昭和25年アララギに入会し精力的に作歌活動を行う。(財)齋藤茂吉記念館研究員を務める。茂吉の人と作品に関する講演や執筆などを通じ短歌の普及活動を積極的に展開 |