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やまがた本の郷土館 一巻

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(登録日目次: 2000/03/28 更新日: 2019/06/17)


書名 著者・編者 出版社・発行者 発行年月日
やまがた本の郷土館 一巻 松坂俊夫 みちのく書房 平成9年5月20日

小説

哀感をたたえた美文−高山樗牛「滝口入道」
大衆小説の先がけ−渡辺黙禅「月の輪草紙」
悲痛な心境の好短編−佐藤流葉「流葉遺稿」
ナイーブな青春描く−沢渡貴彦「貝殻簪」
少年の目通し活写−逸見廣「悪童」
昭和初期の農村描く−武田蚯蚓「土に生くるもの」
シンのある中・短編−大道寺浩一「ふるさとの馬に」
児童にそそぐ愛情−元木国雄「分教場の四季」
エスプリに富む描写−山蔦正射「掲示版」
疎開生活に透徹の目−横光利一「夜の靴」
戦後文学の異色作−小田仁二郎「触手」
死の影と純粋な詩魂−沢渡恒「夢のはて」
母性と魔性の相克−岡田久子「崖」
庄内海岸が背景に−安部公房「砂の女」
独白の語り口に妙味−後藤紀一「少年の橋」
自己と社会との間に−津川正四「太陽の叫び」
暗い青春と重い叫び−永山一郎「出発してしまったA'」
虚無の中の清澄感−森万紀子「密約」
脈うつ一途な精神−鈴木昌一「釧路」
庄内を舞台に描く−庄司総一「ばら枯れてのち」
薄幸の詩人の生涯−安達徹「雪に燃える花」
新しい小説の試み−丸谷才一「たった一人の反乱」
パロディ精神の快作−井上ひさし「手鎖心中」
劇的な青春の軌跡−戸川幸夫「ひかり北地に」
切々と庶民の哀歓−柴田道司「川の挿話」
弱者に注ぐ温かい眼−藤沢周平「暗殺の年輪」
自然、人間の調和世界−森敦「月山」
嵐の中の青春像−井上京三「奇妙な月」
歌姫の波瀾の生涯−結城亮一「あゝ東京交響曲」
農民群像生き生きと−五十嵐フミ「風鳴門」
多彩なジャンル、内容−田中哲「田中哲戯曲集」
鋭い洞察による評伝−伊東聖子「田沢稲舟」
手堅いタッチの戯曲−木村正「王将太鼓」
人の世の哀歓を描く−黒木克修「風の川」
実在感あふれる長編−井上ひさし「吉里吉里人」
旧家の悲劇と没落−工藤芳子「蔦の家」

エッセイ

表情豊かな紀行文−大橋乙羽「千山万水」
理想求める魂の軌跡−阿部次郎「合本三太郎の日記」
魅力ある多彩な随筆−結城哀草果「村里生活記」
実証的伝記の決定版−工藤恆治「文豪高山樗牛」
日常生活リアルに−無着成恭編「山びこ学校」
鋭い感受性の遺稿−菅原志津「夜空に星をつける」
農民芸に鋭く迫る−真壁仁「黒川能」
心かよう指導記録−土田茂範「村の一年生」
ユーモアと機知と−柳原吉次「昼行燈」
見つめる農民の道−佐藤藤三郎「25歳になりました」
詩人の心、科学者の眼−錦三郎「蜘蛛百態」
民話研究の原点−武田正「雪女房」
地域俳諧史の研究−川村吉弥「わたり鳥」
屈折の人間像描く−新関岳雄「光と影」
苦難な時代の証言−村山ひで「明けない夜はない」
街道の歴史と暮らし−近藤侃一「六十里越」
知識人の戦中記録−串田孫一「荒小屋記」
辺地教育への情熱−渡部市美「雪の灯台」
独特のこけし造型美−志籐向山「木人歌唱」
昔話と語り口の妙−佐藤公太郎「唐の大王鳥」
「師範」の歴史ドラマ−渡辺宏「六稜の青春」
貴重な近世経済史−今田信一「最上紅花史の研究」
演劇史つづる労作−大山功「近代日本史戯曲史」
説得力に富む論考−戸川安章「出羽三山修験道の研究」
ほとばしる自然愛−結城嘉美「やまがた植物記」
鋭い洞察と広がり−江口文四郎「やまがた民話探索」
ただよう熱い想念−鈴木啓蔵「蔵吉の足あと」
深い総合的な探究−五百沢智也「ヒマラヤ・トレッキング」
人と作品を詳細に−斉藤禮助「物語・山形県文壇史」
幻の作家への哀歓−井上宏子「小田仁二郎おぼえがき」
地道な調査の労作−渡辺信三「山形俳諧風土誌」
平明、心温まる随想−草苅亀一郎「釣瓶井戸」
実践に根ざした訴え−鈴木栄助「ある盲学校教師の三十年」
農村少年生き生きと−国分一太郎「昭和農村少年懐古」
説得力に富む労作−山岸龍太郎「夢二みちのく」
印象深い美術随筆−木村重道「大手門雑記」
多彩で豊かな内容−阿部襄「庄内の四季」
短編小説の味わい−高山綾子「おんな変騒曲」
人間味あふれる随想−太平驩「その日その日」
民衆生活史への接近−佐藤義則「羽前小国郷の伝承」
にじむ温かな人柄−菊池隆三「随筆集『花病』」
息づく庶民の感覚−服部公一「いつだってミュージック」
全容を浮き彫りに−西村直次「結城哀草果」
滋味豊かな随筆集−藤沢周平「周平独言」
潤いある随想、小説−五十嵐フミ「泥とおしろい」

詩集

憂愁と哀しみと−竹村俊郎「葦茂る」
特異な発想の詩集−板垣芳男「生ひ育ちゆくもの」
しみじみ心うつ詩篇−鈴木健太郎「古風な村」
鮮烈な詩魂の燃焼−真壁仁「街の百姓」
社会を見る詩人の目−長崎浩「裏街」
悲哀の中の厳しさ−加藤吉治「野良着」
農村窮乏を新民謡に−関洋三「生活の記録」
現実の痛みと悲しみ−神保光太郎「鳥」
多彩な想念の世界−星川清躬「彦根屏風」
東洋的な象徴と祈り−加藤千晴「観音」
自然の中にさえる眼−丸山薫「北国」
ナイーブな抒情−結城ふじを「測量器」
鮮烈な存在証明−土谷麗「澆季の魂」
全篇貫く愛と祈り−森英介「火の聖女」
敗戦体験を切実に−長尾辰夫「シベリヤ詩集」
行動をはらむ抒情−蒲生直英「連鎖の山」
人間の業苦、重く鋭く−佐藤總石「狼人」
傷付いた抒情歌う−相馬好衛「青銅と花」
素直にいのちの燃焼−渡辺浜路「雪女」
生への不安と危機感−仲野醇一「現代の港について」
生活を刻む農民詩−斎藤林太郎「暗い田園」
愛と祈りの鎮魂曲−日塔聰「鶴の舞」
優しく激しい詩魂−吉野弘「消息」
愛と死の交錯の中で−日塔貞子「私の墓は」
詠嘆破る新たな抒情−芳賀秀次郎「錐について」
弧愁ただよう詩集−葉樹えう子「地球と鴎」
思想表現としての詩−黒田喜夫「不安と遊撃」
仏教的な無常観−佐々木太道「弧猿洞詩集」
たくましい生の鼓動−丹野茂「硫黄」
土俗の男性的な響き−打田早苗「山狼の歌」
自己に徹した表現−横山七郎「横山七郎詩集」
美しい魂の自画像−小野一雄「青の悲歌」
思索型の批評精神−大滝安吉「大滝安吉詩集」
本自体が美術品に−佐藤十弥「つぶらなるもの」
しなやかさと強さと−高橋兼吉「真珠婚」
ノンセンス詩の系譜−駒込毅「ぱぴるす」
弧絶した心の波動−宮岡頌子「雪おんな」
独特の詩的幻像−粒来哲蔵「弧島記」
山刀のような魅力−駒谷茂勝「冬の鍵」
静かな魂の叫び−赤塚豊子「アカツカトヨコ・詩集」
激しさと優しさと−星寛治「滅びない土」
孤独な魂の表白−池田伸次「帰郷」
確かな個性の長詩−阿部岩夫「朝の伝説」
負い続けた戦争体験−木村迪夫「わが八月十五日」
内在する批評精神−松山豊顕「まひるの星」
洗練された風土性−高瀬靖「はららご」

歌集

象徴詩の位置確立−斎藤茂吉「赤光」
農に根ざす秀歌−上野甚作「耕人」
師弟出会いの記念碑−結城哀草果「山麓」
鋭敏で若々しい息吹−須藤克三「流蔭」
生活に根ざす純粋さ−渡辺熊吉「雑炊」
純粋な青春の息吹−美濃谷茂介「白夜」
生活と自然を一途に−結城健三「野薊」
最上川、大石田の日々−斎藤茂吉「白き山」
清新な情感の世界−原正邦「雪解水」
漂う確かな実在感−渡辺英一「渡辺英一歌集」
密度の高い生活詠−大道寺吉次「草餐」
劇的構成の挽歌−黒江太郎「湖盆」
細やかな情感と知性−遠藤友介「遠藤友介歌集」
生彩に富む弾力性−岸田隆「温床」
胸に迫る女医の生涯−志田周子「志田周子歌集」
純粋な感動と韻律−犬飼藤八郎「犬飼藤八郎遺歌集」
自然と愛を格調高く−板垣家子夫「礫底」
知識人の苦悩を投影−斎藤勇「母川回忌」
澄明で端正な歌風−高橋宗信「噴泉」
自然詠の中に人生観−斎藤俊子「氷沼」
特異な歌集、切実な響き−西田忠次郎「かは舟」
確かな生命の燃焼−西村杉子「白藤」
多彩で豊かな世界−横尾健三郎「海と雹」
格調ある確かな韻律−高橋光義「薫木」
気品ある端正な歌風−荒木ケイ「朝霜」
率直で確実な表現−河上耕「源流地帯」
農民の生活の感動−島貫広吉「どっこい生きてる」
ほとばしる愛の歌−結城長治「晩霜」
清澄な抒情に温かみ−井澤正夫「杉雨」
実相に迫る写実−藤井康夫「狐雲抄」
滋味あふれる歌集−森谷善郎「十念集」
新鮮な詩魂のいぶき−大熊信行「母の手」
漂う清新な抒情−牧野房「江山」
重い人生を切々と−鈴木邦治・光子「車椅子のうた」
独特の作風を形成−長野秋子「紺碧」

句集

力強く自由律俳句−和田光利「海神」
味わいある写生句−降矢東郊「万両」
郷土色豊かな佳句−逸見竹石「薺の花」
豊かな詩情と感性−斎藤利世「氷結」
みずみずしい情感−鷹羽狩行「誕生」
重く渋い抒情の句−佐藤南山寺「飛砂の邑」
個性豊かに人生凝視−佐藤柊坡「星雲」
格調ある個人歳時記−名和三幹竹「三幹竹句集」
実感に満ち、温かく−大谷桃村「花うぐひ」
みずみずしい感性−栗田九霄子「青胡桃」
地域に根ざした句集−阿部子峡「流雪集」
新鮮な感性の句集−原みさ緒「蝶道」
明るく清涼感漂う−細谷鳩舎「木樵る音」
主題へ鮮明な発想−秋沢猛「海猫」
ぬくもりと清浄感−中川糸遊「青田風」
ぶっつけた若い情熱−斎藤慎爾「夏への扉」
温かく穏やかな句風−行方寅次郎「四十雀」
平明ななかに奥深さ−林伊都子「黎明」
象徴性豊かな作品−関良一「関良一句集」
農民を土台に据えて−飯野栄儒「稲妻」
風土性と豊かな情感−阿部郁里「草鬼灯」
格調高く詩情豊か−吉川菰丈「蔵王」
にじむ温かな人間性−中山きりを「氷滴」
素直で平明な表現−長谷川耿子「十年」
新鮮な発想を定着−佐藤木実代「雪華集」

児童文学

平明に描く善意と愛情−浜田広介「椋鳥の夢」
気品ある透明な詩心−渡辺増三「糸ぐるま」
清澄味と敏感性と−沢渡吉彦「さくらんぼ」
素朴な農民童謡集−山口春光「田圃の蛙」
純粋一途な創作意欲−結城よしを「野風呂」
少女の躍動的青春−遠藤寛子「深い雪の中で」
庄内農民のめざめ−鈴木実「オイノコは夜明けにほえる」
土着の生活を歌う−武田勇次郎「花のいろ」
高い密度と文学性−須藤克三「白鳥になった人形」
自然と動物への愛情−植松要作「学校に馬がやってきた」
土俗のファンタジー−大木一夫「おけさ堀たんけん隊」
埋もれた歴史に照明−遠藤寛子「米沢英和女学校」
やさしい語りかけ−佐々木悦「紅花ものがたり」
(著者・編者: 松坂俊夫)

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