鳥の種類を見極め、知識を増やしていくのに図鑑は欠かすことができません。図鑑には、鳥の絵が描かれています。最近は、絵でなく写真を掲載した図鑑も増えてきました。写真で捉えた鳥は個体差があらわれるため、鳥のより本質的な特徴を描いた絵の方がよいとされています。しかし、私は絵では鳥が識別しにくく、経験的には絵による図鑑は殆ど役に立たなかったといっていいぐらいです。私は多数の写真を掲載した『山渓ハンディ図鑑7 日本の野鳥』(叶内拓哉・安部直哉・上田秀雄著、山と渓谷社、1998年)をもっぱら参照しています。オス・メスの違い、成鳥・若鳥・幼鳥の違い、夏羽・冬羽の違いなどが具体的な写真で確認できて重宝しています。さらに、この図鑑には、別売で野鳥の声を音声で収録したCD『野鳥の声』(3枚組)があり、この音のカタログも欠かすことができません。
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