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DVカメラで観察のススメ

観察記録: 探鳥ポートフォリオ入門
(登録日: 2004/05/31 更新日: 2014/08/28)


観察ノート代わりのDVカメラ


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バードウォッチングの本などには、野鳥を観察する眼を鋭くするには、観察ノートを付けることがよいというオススメがされています。「うーん、しかしねえ…」。これは私のようなものぐさな者には結構難しいものです。そうしたものぐさ者のために、DVカメラを観察ノート代わりに使うことをオススメします。ビデオは鳥の姿を見たままにたちどころに記録してくれます。さらに動きと音を記録してくれます。しかもシャッターチャンスを選びません。カメラを回しっ放しにしていると、次から次へと鳥が記録できます。観察ノートは付けられなくても、ビデオカメラ片手に撮っていけば、気楽に観察記録をとることができます。
 

デジカメではできないの?


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撮影日: 2000/05/07 天童市寺津



できなくはないでしょうが、かなり難しいでしょう。鳥はたえず飛び回ったり、突然どこかから現れてきます。かなり遠くにいることも多く、ズーム倍率がかなり高くないと真っ当に鳥の姿すら映像に収めることができません。左は光学10倍ズームのDVカメラにテレコンバージョンレンズ(×2.0倍)を付け、20倍にズームして捉えた映像です。ただしこれぐらいが限界です。これ以上接近したければフィールドスコープの併用が必要になります。道具立てがちょっと大がかりになります。探鳥家の間ではデジカメにアタッチメントを付け、フィールドスコープにつなぐという方法が流行っています。こういうことを始めると「きらくなバードウォッチ」から次第に遠ざかっていってしまいます。
 

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テレコンバージョンレンズ



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レンズをDVカメラに装着


アナログのカメラならできるの?


できます。望遠レンズを付け、贅沢に時間をかれば…です。映像の美しさにこだわりがあるのだったら、これでないと満足できないものとなります。唯一のそして決定的な問題はシャッターチャンスです。得難いタイミングがいるため、カメラを使うときらくにバードウォッチングできなくなります。カメラを構えないと難しいですから、撮影することを目的化しないといけないでしょうし、シャッターチャンスを選ぶために途方もない時間を費やすことでしょう。私個人は「きらくにバードウォッチング」しながら、ついでに鳥の映像も「きらくに」記録に収めたいわけで、カメラ…という道具立てのメリットを感じません。
 

撮ったらPopCornでクリッピング


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ビデオカメラで鳥を撮り始めると、あっという間にたくさんの映像や音が集積してしまいます。ただ撮っただけでは、情報の整理に役立ちません。Multimedia Mapping支援ツール「PopCorn」を使うと、これが割と楽にできてしまいます。鳥の映像を次々とWebサイトにクリッピングし閲覧できるようにしてしまいます。こうすると、鳥の観察はWeb上でできるようになります。このクリッピングが「観察ノート」を強力に代替してしまう新兵器なのです。
 

欠かせない図鑑との照合


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鳥を観察したら、それが何の鳥かを調べるため、「図鑑」との照合が不可欠になります。経験的には、観察したその場で図鑑を出し、特徴を確認するということはできません。記録を持ち帰って、後から図鑑と照合し、何の鳥かを調べる、という手順になります。そこで意外に威力を発揮するのが、PopCornによるクリッピングです。
 

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