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西川町石碑石仏資料

龍王神

カテゴリ: 神道(その他) 地域: 岩根沢 年代: その他
(2004/01/29 更新日: 2007/05/22)


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建立年:不詳  高123×巾64


竜神沼(岩根沢)
昔の間沢村鶴部部落の裾方にに沼尻の地名があり、伝説が残っている。沼に主(竜)がおり、その地に住む美しい娘を嫁に欲しいと願ったが叶わず、娘をさらった。娘をさらわれた元は武士の爺様が、仇打ちを決心し、龍の目を刀でつき、沼を栗の渋で攻め、竜が住めないようにした。彼方此方と逃げ回った竜。東に金倉山、北に月山、西南に朝日の権現、南に蔵王権現、虚空蔵山に菩薩、南に葉山権現、四囲を神仏鎮まる山岳郡のただ中に、罪負える蛇体を置く山河はなかった。最後に其処を永遠の安住の地と定め、ひたすら精進し、天候を左右する五穀豊穣と養蚕の安全の神となり、里人の崇め敬うようになった。
今建っている「竜王神」と刻まれている自然石の碑は、その年月日、寄進したものの名など見えないが、年代は相当に古いものとみられる。正月十五日の夜には、碑の前にはお祭燈を焚いている。かつては、竜神のお札を持って近郷近在回り歩いた時に用いた木版、朱印、お札箱、鈴など有ったが、焼失して残っていない。
 
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