上田花火大会で、駐車場を開放していたとあるスーパー。帰りがけ、さすがにお店に足を運んでしまいました。そこでみかけた「塩丸いか」。「あったかぁ」と思わずうれしくなりました。
食材が美味しいというのは信州に越してきて感じたこと。野菜のみずみずしいこと。キャベツ、レタス、トマト…。野菜は総じて美味しい。魚はまずい。このあまりのギャップに驚きです。内陸の山形でさえ、ここまでひどくはなかった。海を持たない県とは言え、物流にそれほどの致命傷があるとも思えないのに鮮度が悪い。何これ、というぐらい。美味にほど遠いのです。
かつては海の産物は長持ちしないので塩漬けにしてこの地に運んできたのが、信州の魚食文化となり、今に至っているので・ヘないかというのが私の仮説です。物流の鮮度の問題が解消されてもなお、この状況が続いているということは、美味しい魚の味を知らない多数の人の味覚がこの地域の魚食文化の水準となっているのかもしれません。あるいは、信州の人は魚をまずい、などとは感じていないかもしれません。
さて、今回のトピック「塩丸いか」。昔、イカは塩漬けして信州へ運んできたことが推察されます。これが信州の食文化として根付いてしまった。イカの塩味は郷愁すら感じるらしいです。夏になると食べたくなるらしいです。塩イカは日本人なら誰でも食したことのあるものでしょうが、信州における塩イカはかなり特別なものらしい。
Googleで「塩丸いか」と入れるといろいろ出てきますよ。中元・歳暮にまで「塩丸いか」ですか。恐れ入ったですね。
|