○昭和33年当時の農業改良普及所について 普及所は県下に26箇所設置されていた。 1普及所平均、農業改良普及員4.6名、生活普及員0.5名常駐していた。また担当耕地面積は平均1,760ヘクタール、農家戸数は3,170戸であった。 普及員は、果樹・そ菜・畜産・農機具・病虫・肥料・経営・青少年・生活等、それぞれの特技並びに担当を持って地区の改良に総合的に行なっていた。 ○専門技術員について 各々研究の業績や論文などについて厳重な国の資格審査を受けていて、知識技術を持ち、 試験研究の成果をいかに実際に応用させうるかを考えたり、普及員の研修や普及資料の作成をし、 又普及員に協力して実地指導を行なっていた。 ○改良普及員について 改良普及員はたえず専門技術員によって研修を重ね、常に新らしい知識技術を持つと共に農家に信頼されるよき相談相手として配置された。 ○農業改良連結協議会(昭和27年11月結成) 農業改良普及所毎に、市町村長、農協組合長、農業委員会長、学識経験者等で構成されていた。 農業改良普及事業が円滑に進むように、助言・経済的援助を行なって、よりよい農業を指導推進する普及事業の後楯となっていた。
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