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謎に包まれた盃状穴 その最新の調査研究の概要▼07
形をとどめないほど削られた石像
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記録日: 2024/10/27 山梨県甲州市塩山、菅田天神社
石の座像は「茶吹き婆」と呼ばれることから、安産を守る母神座像ではないか、また道祖神の性格も持つ地蔵菩薩座像はとみられる。元はあったはずの頭部が失われ、胸部に深い溝が彫られ、ハンマー状のストーンが置かれている。ハンマー・ストーンと胸の下に置かれた湯のみ茶碗の位置関係から、石像を削った粉を茶碗で受けて持ち帰り、安産などのまじないに使った可能性があるのではないか。
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