中山道・接待(和田峠近く)

カテゴリ: その他遺産地域: 長和町
(登録日: 2017/03/10 更新日: 2018/10/21)

記録日: 2012/11/17 長和町

中山道の和田峠に「接待」と呼ばれる施行所がある。
江戸時代、峠越えをする旅人の休憩地として設置された。ここでは11月から3月の冬にかけて峠越えをする旅人に焚き火や粥を施行してた。施行所のすぐ近くには、接待の水があり、主に施行所で休憩する人が飲むために利用された。

中山道の和田峠は幕末期から明治期にかけて、生糸を横浜から諸外国へ輸出するため、諏訪方面の生糸が運ばれたルートである。明治期、中山道ルートには馬車が通行できる近代の道が新たに開鑿された。接待は旧道・新道の共有区間に位置している。当時の生糸輸送の労苦が偲ばれる。
　

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