このお寺さん、芳泉寺は玉姫殿の面する下の道路を車で通過するときに度々視界に入っていたはずです。しかしながら、お寺さんを意識するのはその前を通行するとき。これも散策の大きな効用です。門の横には上田市教育委員会による市指定記念物(史跡)の説明板が2つ並んでいました。一つは「仙石家墓所」(昭和56年4月)、もう一つは「小松姫の墓(真田信之夫人大蓮院殿の墓)」(昭和47年10月1日)。これは興味深い事実が垣間見えてきました。ここで仙石氏という名前と直面することになりました。歴史的事実として仙石氏が上田城主であったことは知られていますが、意外に街中で仙石市の名前に触れることは殆ど皆無に近いと言ってもいいでしょう。
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