大井沢における掘削作業は、平成12年(200年)8月から行われ、同年10月に源泉が湧出し、12月15日には現地で揚湯式が行われた。その後、大井沢という豊かな自然環境に合った温泉交流施設の建設をめざして、町と地元のみなさんで検討を重ねた。建設工事が始まったのは、平成14年(2002年)8月である。林野庁の木のふれあい空間整備促進緊急対策事業(「民間活動支援施設」整備事業)の適用を受け整備が進められ、大井沢温泉「湯ったり館」は、平成15年(2003年)4月にオープンした。「湯ったり館」という愛称、地元のみなさんの公募によるものである。一般浴室のほか、交流・研修室、実習体験室、調理実習室及び屋外体験室を備えている。 平成15年(2003年)5月には、大井沢直売所が大井沢温泉館「湯ったり館」の駐車場にオープンし、翌平成16年(2004年)3月には、大井沢温泉「湯ったり館」の入館者が5万人を突破した。 なお、町では、大井沢温泉館「湯ったり館」の管理運営を西川町総合開発株式会社に委託している。
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