昭和58年(1983年)12月に製造販売を開始した月山自然水は、先発の利と名水ブームにも乗って、平成に入ってからも順調に販売実績を伸ばしてきた。しかしこの時期から、月山自然水販売事業について、地域の産業として企業レベルで安定した成長を続けていくには、製造工場及び製造設備老朽化への対応、製造能力の向上、関連商品の開発等に対応していくことが緊急課題となった。そこで、平成6年(1994年)の酒税法改正や、山形自動車道工事の着工という流れな中で、交流人口の拡大や、地域資源の有効利用を主な目的として、総合交流センターが建設され、平成9年(1997年)2月に本体が完成した。月山自然水は、平成9年(1997年)6月に製造を開始し、地ビールについては、平成10年(1998年)2月に醸造を開始した。総合交流センター「月山名水館」は、月山自然水工場及び地ビール工場のほかに、レストラン等を備えており、平成10年(1998年)4月1日にオープンした。
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