下仁田赤レンガ倉庫を訪れてみました。「ぐんま絹遺産」に選定されています(No.44「旧上野鉄道関連施設 下仁田倉庫」)。これはなかなかに面白い。観光スポットとしても扱われていないことは周囲の環境が整備されていないことからもわかります。下仁田町にあり、高度経済成長期に取り残されたことが現在もなお建物が残る要因として大きいと推察しました。
向かって右側の第1倉庫は1921(大正10)年、左側の第2倉庫は1926(大正15)年に建てられたレンガ倉庫です。「倉庫を経営した会社は、繭商人が農家から買い取った繭を保管したほか、繭乾燥業や金銭貸付業も営んでいました。」(下記「ぐんま絹遺産データベース」から引用)
繭を保管した赤レンガ倉庫は上武地域には現在もなおいくつか残っています。蚕糸王国長野県においてこうした赤レンガ倉庫はありません。上武地域は赤レンガ文化に共通項があります。赤レンガ文化圏という捉え方ができます。
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