講義とフィールド学習 [ 動画再生 | 全文表示 | 詳細情報 | 画像拡大 ] |
|
前川道博(東北芸術工科大学専任講師)
「協働学習って何?」「プッシュコーンって何?」というレクチャーを受けた後、午後は取材をしてくる。デジカメ、ビデオを使ってポートフォリオを作る素材ができるわけです。持ち帰って観察してみるといろんなことが見えてくる。1つできると2つ目、2つできると3つ目もできます。ですから1回やることがとても大事なんですね。
|
全文テキスト
1日目はレクチャーとフィールド学習ですね。まず午前中は「協働学習って何?」「プッシュコーンって何?」という概論を、まずレクチャーを受けていただくという形で開きました。そして午後はフィールドに出て行って、取材をしてくる。そしてそれをデジカメを持っていって撮ってくる。ビデオを持って行って撮ってくる。そうするとホームページを作る、ポートフォリオを作る素材ができるわけです。そしてデジカメで撮るということは、対象世界に対する自分の興味を切り取るということですから、そこには自分の何がしかの関心事があるということなんですね。
それを持ち帰ってもう一回よく観察してみると、いろんなことが見えてくる。あるいはなんでそこで自分が撮ったかということの意味が見えてきます。今度はこれを文章にして表現してみるわけですね。それもまずはあまり時間をかけずに一通りやってみるということがとても大切なことなんですね。
一度やってみることによっていろんなことが見えてくるわけです。そして方法がわかるわけです。1つできると、今度は2つ目もできます。2つ目できると3つ目もできます。ですから1回やることがとても大事なんですね。そこでいろんなことに気づいていただけるはずなんですね。気づくはずなんです。そして何か面白いことが見えてくるかもしれないんですね。そういうふうにして始めるというのがこのワークショップの狙いだったんです。
PushCornワークショップ「楽しく協働学習【1】環境学習編」
●開講日:2002年5月18〜19日(土・日)各日10:00〜17:00
●講師:杉浦正吾(環境学習アドバイザー)、前川道博(東北芸術工科大学専任講師)
●趣旨:
環境学習の楽しさを皆で体験してみましょう。さらに環境レポートをネットにも公
開してみましょう。環境学習アドバイザーの杉浦正吾さんから環境学習の手ほどきを
うけた後、身の回りの環境をデジカメで撮りながら調査します。
これまでの環境学習と違い、鉛筆とノートの替わりにデジカメとインターネットを
使ってレポートをまとめます。さらには、ネット上でアドバイザーや受講者どうしが
教えたり教わったりしながら、環境学習がもっと有益になる交流をしてみます。
●ワークショップの内容
・第1日
講義(午前) 「協働学習」ってな〜に/「PushCorn」ってな〜に/環境学習のポイント
環境調査(午後) 芸工大周辺の環境を皆で調査しよう!
※環境学習アドバイザーのスタッフが思い思いの場所に同行します。
・第2日
実習(午前) 「環境レポート」を作ろう!
実習(午後) 皆で情報をやりとりしよう!
●「協働学習」ってな〜に/「PushCorn」ってな〜に
講師:前川道博(東北芸術工科大学専任講師)
●「環境学習」のポイント
講師:杉浦正吾(環境学習アドバイザー)
学校では「総合的な学習の時間」、週休2日が始まりました。講師の杉浦さんは、こうした状況を活かしていけるように、PushCornを使って「1イベント1ホームページ」という新しいコンセプトで学習プログラムを作っていくことを提案しています。
その具体的な実践事例でもある「エコウォッチ in 手賀」を例に、「環境学習」の進め方をわかりやすく解説していただきました。
学習のポイント:
・マイナス因子、プラス因子などをできる限りあらゆる側面から記録すること
マイナス因子:不法投棄や乱開発など
プラス因子:きれいな公園や道端の花壇など
・記録場所をマップにポイントし、自分のコメントをメモっておくこと
|