要害神社(通称 稲荷様) 御祭神は稲倉魂命、白山姫命、金山彦命。創立由来は創立元中四年と伝わる岩根沢口月山道に近くに有る要害地で寒河江城主大江氏と山形城主最上氏が対立し沼の平楯城主東海林隼人守を中心として軍事的には大江氏の前哨線とした役割を持って庄内への警戒を担当して地で要害森に楯を造り東海林隼人の弟が楯主となり守護神三権を奉斎したと言われる。稲荷神社元来は岩松寺門の守護神であったが、文久三年社殿が破損したが寺の財政が社殿を復元するに乏しかったので、村と檀家が相談の上浄土を要害森に求めて移転し郷土の守護神として敬神した。明治三年佛号返上とともに要害神社に合祀して現在に至る。明治六年村社に列せられる。村合併して西川町となった現在は「村社」の文字を消された。
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