出羽三山供養塔(でわさんざんくようとう) 山形県の中央部にそびえる月山・羽黒山・湯殿山の三山を指す。明治維新の神仏分離によって、仏教色が一掃された。三山の信仰の中心は羽黒山であり、伊氐波神を祀る出羽神社(羽黒神社)があり、月山、湯殿山は冬季には積雪のため登山が困難となるため、羽黒山に三山の神を合祭した三山合祭殿が建てられている。月山山頂には月読命を祀る月山神社があり、湯殿山には大山祇命を祀る湯殿山神社がある。出羽三山の民間信仰における中心は湯殿山である。巨岩より湧き出す霊湯に神威を感じたものか、あるいは五穀豊穣に特に利益があるといわれているからか、三山のうちで庶民が最も崇敬している山である。
仙臺牡鹿郡波 施主 内海屋卯
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