一九九二年三月(平成三年)此処獅子ヶ口神社本宮六メートルうしろ西側通過の東北横断自動車道酒田線の決定が日本道路公団より発表された。これは、神社の尊厳と信仰を侵す宗教的神社存亡の問題であると直ちに『獅子ヶ口神社を守る会』を結成し、二万七千余名の署名者と県内宗教家二百十一名の賛同を得て国、日本道路公団、山形県、西川町に対し三年九ヶ月に亘り誠心誠意路線の変更を求め交渉した。平成七年八月に山形県知事により次項の幹旋が提示され高速道路の公共性を最優先し、これに調印したものである。 一、宗教活動に充分配慮した高速道路設計建設 二、獅子ヶ口諏訪神社鎮守の森構想実現 私達は、宗教的人格権を子々孫々に至るまで永遠にこれを伝えると供にご神徳の高揚と神社の興隆の為全力を尽くすのみである。ご支援ご協力の方々に対し深甚なる謝意を表すものである。 平成十年六月 宮司 新宮寛司
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