子待講 甲子または子の日に夜遅くまで起きていて精進供養(祭祀)をする行事、甲子待ともいう子待の礼拝本尊は大黒天(大国主神)である。造立月日は甲子のアタリ日が多く月では10月と11月が最も多い。文化元年(1804)や元治元年(1864)などの甲子年が多い。最古の塔は埼玉県富士見市にある天和元年(1681)「日本最初甲子大黒天」とある。 石塔の下部に十名の名前がある、おそらくこの十名は管谷地の者で講を結んでいたものとおもわれる。 石塔の上部に梵字(大黒天)がある。大黒天に子を当てるのは大国主命(大黒天)が父に苦しめられたとき鼠が出て来て命を助けた故事による。甲子の晩に講員が頭番の家に集まり深夜まで交歓する。大黒天は商売繁昌の神であり、小山が貧村だっため、これらの甲子待が行われたという。
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