大相撲 Site of former Kokugikan Arena 旧国技館跡 16
旧国技館は、天保四年(一八三三)から回向院で相撲興行が行われていたことから、明治四十二年(一九〇九)に、その境内に建設されました。建設費は二十八万円(現在の価値では七十五億円程度)です。 ドーム型屋根の洋風建築で、収容人員は一万三千人にでした。開館当時は両国元町常設館という名前でしたが、翌年から国技館という呼び方が定着し、大鉄傘と愛称されました。 しかし、東京大空襲まで、三度の火災に見舞われるなど御難続きで、戦後は進駐軍に接収されました。返還後は日大講堂として利用されていましたが、昭和五十八年(一九八三)に解体されました。 左手奥の両国シティコアビル中庭の円形は、当時の土俵の位置を示しています。
墨田区
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