重要文化財「旧第五十九銀行本店本館」。
青森銀行記念館はだいぶ前に一度訪れたことがあります。今回は2回目です。
1904年の建築、「棟梁堀江佐吉氏の手によるもの」と解説されています。この解説を読んでいろいろなことを想起しました。私の母校にある「旧土浦中学校本館」も1904年の建築、地元の技師が設計した洋風建築です。1904年という年は、文明開化により外国から輸入した建築設計の技術が直輸入の段階から、技術教育を受けた日本人が建築設計の担い手になる時期なのではないか。既に時代は20世紀に入っており、遠い過去のようであっても、たかだか100年前のことに過ぎない。
建物は装飾的で美しく、当時の洋風建築の中でも特に印象深い建物です。
第五十九銀行は1878年創設。長野県の当時上田町に出来た国立銀行は第十九銀行(1877年創設)です。国立銀行の番号は出来た順番での連番となっていますが、その数の大小の差が大きいにもかかわらず、年代的にはたった1年の差でしかなかったことがわかりました。
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