こみせ通りの沿道からしばらく黒石よされに見入り、聞き入っていました。この日のよされの参加者は1300名。その人数でこの物量感かと感じます。おそらくもっと参加者数が多ければ、盛り上がり方や感興はだいぶ違うものではないのかと。
もう一つ感じることは、服装の問題です。着物を着て鳥追い笠を被ったいでたちで統一されていれば、伝統的で固有な祭りを感じることはできますが、団体によってはTシャツで繰り出しているところもあります。これだと、他のどこにである祭りと大差なくなってしまいます。どうもYOSAKOIよさこいを想起してしまいます。
おそらく地元の参加者数が減少し、参加条件を緩くしてこの数を維持しているのではないかと思わざるをえません。観客の数が想像していたほど多くないと感じ、その理由は、YOSAKOI的になることによる「見に行く祭り」としての魅力の減少ということではないかと。時間が過ぎるのが惜しまれるぐらいによされの魅力を感じながら、その一方でこんな感じ方もしてしまう辛さを感じたことは否めません。
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