[15/02/28]上田藩抱屋敷跡・南西端(三好四丁目)

カテゴリ: 東京まちあるき2015 地域: 東京都
(登録日: 2015/09/08 更新日: 2025/01/22)

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記録日: 2015/02/28

白河周辺を訪れた目的の一つは上田藩抱屋敷跡の現在地を確認することです。参考にした資料は江戸時代末期の古地図「江戸切絵図」です。「深川絵図」には小名木川沿いの場所に「松平伊賀守」と記された区画がはっきりと確認できます。これが上田藩抱屋敷です。この地図が制作された1852年はまさにペリー来航の前年に当たります。上田藩主・松平忠優（ただます、後の忠固＝ただかた）が老中をつとめていた時期に当たります。それから2年後、忠優は米国を初めとする列強と「和親条約」を幕府主導で締結することになります。攘夷派が幅を利かせていた時代、開国に舵取りをすることが大英断でした。

この広大な抱屋敷がどのように使われていたのかはわかりません。上田藩はここ以外にも上屋敷・中屋敷・下屋敷を持っていました。屋敷の１辺が500mはあります。ここ（三好四丁目）がほぼその南西端に当たります。
　

参考サイト

●〔江戸切絵図〕深川絵図
（嘉永5年(1852年)）--国立国会図書館デジタルライブラリー
　

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