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紅花を見守る紅花地蔵/冠位十二階制の色彩

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(登録日目次: 2002/03/29 更新日: 2019/06/17)


紅花を見守る紅花地蔵

 ここは蔵王連峰をのぞむ上山城下。二日町というところに、高さ50センチはどの小さな地蔵様がありました。紅花の季節になるときまって近郷近在から大勢の参詣人がやってきて、お札をいただいていきます。紅花畑にこのお札を立てておくと、茎が折れる病気から紅花を守ってくれるというのです。人々はこの地蔵様を紅花地蔵とよんで大切に祀り、紅花のすこやかな成育を祈り、あわせて五穀の豊饒を願ったのでした。
(殖産銀行発行「紅花」より引用)
冠位十二階制の色彩

 冠位十二階の制度は、推古天皇11年(603)12月に聖徳太子が創案したものといわれます。

 この制度は、色の異なる冠を用い、朝廷における席次を定める制度です。その順次を十二階にわけ、名称は、大小の徳・仁・礼・信・義・智でこれにそれぞれ紫・青・赤・黄・白・黒に染めた冠をあてています。
(ものと人間の文化史、「色」より)
 

出典:『紅花資料館』パンフレット(1994年/河北町教育委員会・河北町紅花資料館)
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