東京に到着して、まず初めに訪れたのは、国立劇場です。 外装も全て手入れがされており綺麗な印象でした。 中に入ると高校生や中学生のような見た目の人たちがたくさんいました。そこに大学生である我々が入っていき驚いたのは、中高生の歌舞伎に対する興味度数が高いことでした。 私たちの世代になると、歌舞伎のような古典的文化にまず触れることすらなく、況してや、興味関心といったものは文化というより、もっと洒落っけのあるものですから。まずはそこに感激しました。 そして、歌舞伎教室では、「毛抜き」という演舞を鑑賞しました。私は初めて歌舞伎を鑑賞しました。歌舞伎はマイクを使わずに生の声を耳にすることができます。あのような声を出すのには相当な訓練を積んだのだろうとひとり感心していました。そして、正直内容よりも、公で大衆に披露するものなので、やはり、細部にもこだわっている歌舞伎役者や裏方のプロ意識は、歌舞伎だけでなく色んな職業で見られるがいつ見ても感心することばかりでした。やはり、何一つ油断しない心意気に見ている私としては感動、感激、激しい感銘を受けました。
|