出版社:大日本蚕糸会信濃支会 編纂者:江口善次、日高八十士 出版年月日:1937/06/01 備考:容量213MB、1604ページ、PDF形式
【解説】 『信濃蚕糸業史』(全3巻、1937年)の下巻では、蚕糸業のうち「製糸業」を詳しく紹介しています。製糸は近世(江戸地代)においてはいわゆる「座繰り」でしたが、近代(明治以後)になり器械製糸の技術により日本の蚕糸業は著しい発展を遂げました。日本の製糸業は富岡製糸場の創業(1872年)以降、主に長野県の各所で民間主導により近代的な器械製糸の製糸場が創設され、とりわけ諏訪地方に集中して発展しました。本巻はかつての主力産業であった製糸業を知るのに役立つだけでなく、現代の長野県の産業がいかに形成されたか、その近代産業としての発展を知る上でも参考になります。
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