信州上田探検隊(前川ゼミ2班2016)
キモノマルシェin上田A
地域: 上田市
(登録日: 2017/01/23 更新日: 2017/01/30)
〜真綿作り〜
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記録日: 2016/10/23 上田市
10月23日、林久美子(岡谷蚕糸博物館の学芸員)さんの『座繰りの糸取りと真綿作りの実演・体験』を見学するために、キモノマルシェに参加しました。 本項では、そのうちの真綿作りについて解説します。 ふたつ以上の繭が合わさることによって出来る玉繭では、生糸を作ることは出来ません。なので、そのような繭は真綿として利用します。真綿とは、玉繭を水中で引き伸ばして、木枠にかけて乾燥させたものを言います。 日本の蚕業の歴史は古く、古事記にも登場しています。また、蚕は合成繊維が登場するまでは農家の貴重な収入源でした。地方によってはお蚕様と呼ばれ、神聖視されていました。そのため、生糸に利用できなかったとしても違う形で利用し、無駄にはしなかったのです。 製法はさまざまで、木枠を使用したものが『角真綿』、手で伸ばして袋状にしたものが『袋真綿』です。信州では角真綿が主流です。 真綿は光沢に富んでおり、保温性に優れているため、布団などに利用されていました。また、良質なものは紬として利用されます。
▼01 キモノマルシェの様子 |
▼02 講演の様子 |
▼03 玉繭 |
▼04 比較 |
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▼05 木枠 |
▼06 生糸 |
▼07 玉繭を広げます… |
▼08 まだまだ広げます… |
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▼09 だいぶ広がりましたね! |
▼10 木枠にかけます |
▼11 幾重に重ねて… |
▼12 角真綿の完成! |
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▼13 真綿は伸びます |
▼14 袋真綿 |
▼15 拡大 |
▼16 真綿は軽い! |
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