地域学習アーカイブ
[2009]端山貢明さんと学生の対話 長野大学前川ゼミ
基本情報
2009/07/27、長野大学の前川道博ゼミ(企業情報学部プロジェクト研究)に端山貢明さん(1932年〜)をゲストとしてお迎えし、プロジェクト研究をすることについてお話いただいた時の記録。端山さんは20世紀の大作曲家オリヴィエ・メシアンのもとで音楽を学び、後にコンピュータの社会的有用性に着目したメディア研究に転じ、1993年度から1999年度にかけて東北芸術工科大学で教鞭をとった。
学生との対話では冒頭、Project(pro/ject)とは何か、information(in/ex・formation)とは何かを口説く。学制との対話にはなかなかならないが学生からも質問やレスポンスは少し出るようになる。学生はしばらくその理解ができず、その説明でかなり手こずる。
ここでのポイントは端山さんが学生がそれが何か(概念の理解、構造の理解、原理の理解)を考えることに誘っていること。質問し考える。端山さんはそれを地球全体の人類に必要なことを考えるインタラクティブな情報空間を作ろうと最初に課題提起し、「個の主体性が尊重されながら社会全体が成立する現代の社会」、その中において学生個人がプロジェクト研究をするとはどういうことなのかを考えさせている。
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