前回、生徒たちに対する2つの設問: (1)ゴムサイ先生は何をした人? (2)ゴムサイ先生ってどんな人? に対する答を集約し提示した。
(1)ゴムサイ先生は何をした人? に対しては「石を集めて標本を作った人」と答えた生徒が多かった。3回もゴムサイ先生については学習したはずなのに大半の生徒が意外なほどに覚えていない、あるいは言語化できるように咀嚼できていない。
(2)は答えにくいなりに相応の答えが返って来た。ある生徒は「今ではめずらしい熱血教師だと思います」云々となかなかに的確な回答があった。
以上の確認をした後、各班(全9班)にiPadを配布し、ネットにはゴムサイ先生がどう紹介されているかを全員に調べてもらった。
生徒たちには、ゴムサイ先生に関しどんな情報があるかをいくつも調べさせて列記させたものの、検索エンジンの先頭に挙がった記事ぐらいしか見ていない生徒が目立った。主体的な学習の支援にタブレットを活用する面での課題である。
なお、生徒からは「ゴムサイ先生」以外の探求をしたいとの要望があった。「蓼科学」のより多様で、生徒それぞれの関心の所在に対応した地元の探求は、生徒たちの主体的な学習の方向からも望ましく、「蓼科学で一番探求したいこと」を各自から出してもらった。
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