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ミッチーのほぼ日記

「春の東北旅2019」について

カテゴリ: 春の東北旅2019 地域: 東北地方
(登録日: 2019/05/19 更新日: 2024/02/22)

【CC-BY】

ゴールデンウィーク2泊3日の旅記録


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記録日: 2019/05/03 相馬市・松川浦



2019年のゴールデンウィークは平成から令和へと変わる記念的な節目となりました。世間では10連休となり、連休をどう過ごすかが話題となったゴールデンウィークです。私個人は、この連休後半を使い、茨城の両親を連れて2泊3日の旅行を計画しました。ささやかな親孝行の旅です。この企画はその記録です。

茨城からどこへ行くか。春の東北をめぐる旅としました。両親が訪れてよかったと思うところ、私と家内も興味を持ってめぐれるところ、という条件から、宮城、山形のルートを想定しました。興味の対象の一つは東日本大震災後に復興した太平洋沿岸地域です。さらに春の山形、鶴岡の松ヶ岡開墾場を訪れてみたい。これがルート選択の大まかなプランです。

私が計画した個人的な旅ながら、関東方面から東北方面へ2泊3日程度で春先に旅する場合の参考(モデルルート)にしていただけるのではないかと思います。
 

太平洋側と日本海側、東と西


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記録日: 2019/05/03 宮城県、蔵王の方角



太平洋側と日本海側の境界にあるのは山岳です。宮城から山形へ抜けると、境界にある山岳を両サイドから眺めることができます。今回のルート上にある山々:

★蔵王連峰
★月山
★朝日連峰

これらの山々を両サイドから眺める体験ができます。これも楽しみの一つです。

もう一つは新緑の山々の景観美の推移。この季節、まぶしいばかりの新緑が一面に広がって見えています。その一方で月山越えする際の山肌はまだ雪深く、ブナの木々の間に雪が覆っているはずです。標高の高低差による景観の違いも見ものです。

さらにもう一つは海の表情の違い。日出づる太平洋と日没する日本海が好対照です。
 

蚕都鶴岡の探訪を重ねる


宮城から山形へ、太平洋から日本海へ、太平洋側から日本海側へ。こうした自然景観の違いの感興もさることながら、歴史的・文化的差異を見る面白さもあります。とりわけ、今回の旅で興味を持って訪れたのは鶴岡です。かつて日本で盛んだった蚕糸業は現在は風前の灯のような状況にまで縮小しましたが、そうした状況の中にあっておそらく今一番元気なのは「蚕都鶴岡」です。鶴岡の蚕糸業遺産群「サムライゆかりのシルク」が日本遺産に登録され、松ヶ岡開墾場を中心とする産業遺産が全国的にも知られる存在となってきました。

現在も操業する製糸場は国内に4つあります。うち碓氷製糸(群馬県安中市)が製糸シェアの6割、松岡(山形県鶴岡市)が3割、宮坂製糸所(岡谷市)と味澤製糸(下諏訪町)を合わせて1割です。松岡に現役の製糸場があることもまた鶴岡の存在感を際立たせています。
 
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