熊谷が蚕都であったことを知ったのは2008年のこと。蚕都上田プロジェクトの発足準備会で、笠原工業の笠原一洋会長（当時は社長）から「蚕都と呼ばれていたのは６、７都市ある」と聞いたのが最初。
蚕都上田プロジェクトの主催で2011年12月に実施した「全国蚕都めぐりツアー・蚕都熊谷編」は今から６年近く前になります。同プロジェクトで、「全国蚕都めぐりツアー」をいくつか企画しよう、という声はあがったのですが、実施負担もあり、結局、「蚕都めぐり」と銘打ったツアーはこのツアー一つにとどまりました。
「蚕都熊谷」をメインテーマにしたツアーというものは殆どないのではないでしょうか。なおのこと、その独自性が思い返されてきます。
幸いなことに熊谷には蚕都の遺構ともいうべき「片倉シルク記念館」があります。ここをターゲットにツアーの組み立てをしました。私が訪れたルートはこれとは違い、単独で熊谷を訪れました。そのため私流のいつもながらの地域探訪ができました。この企画はその体験記のようなものです。
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