義民の里・青木村。昔、上田藩の圧政に苦しめられた農民が近世・近代に5回も一揆を起こしたとのこと。平成の大合併で上田市と合併しない選択をしたのも青木村。合併して長いものにまかれない選択というのも地域主権の表現でしょう。人口5千人という規模は普通の県なら弱小の自治体ということになりますが、1千人、2千人規模の村がざらにある長野県では小さいという感覚にならない。むしろ、この規模で維持可能になる、自立できる、ミニマムモデルの実験をしているという印象すら受けます。
ところで、一昨日は松本へ。目的はSKFのコンサート。SKFは1999年以来毎年行っています。山形にいた時には毎回、どこを訪れて信州周辺を楽しむかというルート開発の面白さがありました。
上田に暮らすようになってかなりその面白さが減りました。それでも松本へ行くルートはいくつかあります。地図を見ると山越えする道が何本かある。先日の青木峠越えはそのルートの一つ。一昨日はそれとはまた別なルートです。青木村から麻績村へ抜けて麻績ICで長野道に乗るルート。山道ながらいちおう車線がある道路。上田〜松山のメインルート(三才山トンネル)に比べると著しく通行量が少なく運転は楽でした。本当に谷筋に人々が暮らし、信州の様子も日々見聞しているという感じです。
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