三の丸広場にある石碑「世界遺産 姫路城」の裏面に記されている説明文に着目してみます(説明文クリップに説明文を転載)。
「国宝姫路城」あるいは「特別史跡姫路城」であれば、おそらくこうはならないだろうという説明になっています。姫路城が著しく優れている点に着目した説明になっています。
また、私も姫路城めぐりをしてみて、各所でさまざまな説明板に接してきました。それだけの物量で説明板・碑を設置することにより、文化財が「見える化」し、さらにその背景が学習できるようになっていることの恩恵を改めて認識させられました。
これでもか、これでもかというぐらいに説明を尽くす。説明を惜しまない。姫路城のような全国に最もよく知られた歴史遺産ですらその労をいとわない。ましてや、上田城跡のようなよく知られていない歴史遺産ではなおのこと、これでもか、というぐらいに説明をする必要がある。そのようなことに思い至ります。
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