[14/09/20]姫路城・市ノ橋門跡、西御屋敷跡

地域: 兵庫県
(登録日: 2014/09/21 更新日: 2025/01/22)

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記録日: 2014/09/20

姫路城の市ノ橋門跡から西御屋敷跡にかけて歩いて移動しました。途中にあったそれぞれの説明板の記載内容を説明板クリップに転載しておきました。
　

説明板クリップ

市ノ橋門跡

中曲輪西方材木町にあり、すぐ西方にある市之橋にちなんでこの名がつけられた。最も外濠（船場川）が接近しており、門は直接外濠の外に通じている。

西御屋敷跡発掘遺構調査図

　西御屋敷跡は姫路城中曲輪（なかくるわ）の西部に位置し、中濠（なかぼり）・南勢隠門（みなみせがくしもん）・市ノ門橋（いちのはしもん）に三方を囲まれている。
　ここに西尾屋敷が造営されたのは元和（げんな）四年（一六一八）、本多忠正（ほんだただまさ）の時代といわれ、絵図面によると、江戸時代後期まで存続していたと考えられる。
　昭和六〇年以降、一〇回の発掘調査が行われ井戸・池・屋敷門・町筋等が検出された。とくに、西御屋敷跡の西側に位置する武家屋敷跡では、遺構が良好に保存されており、井戸や池の中から陶磁器・木簡等が出土した。
　調査の結果、酒井家時代の「姫路侍屋敷図」に記された町筋や、屋敷の境界がほぼ絵図通りに検出され、この絵図面の信頼性を確認することができた。
　西御屋敷跡の整備を行うにあたって、築地塀（ついじべい）・町筋等の復元に発掘調査の成果を活用するとともに、遺構保護のため、最低三〇センチメートル以上の森戸を行なった。

　原図は「姫路侍屋敷図」（文化一三年〔一八一八〕以前）による。
絵図中の川合家敷地内から、同家の紋である雀紋の瓦が多数出土した。また、井戸内から「川合」と墨書された土師器（はじき）、火消壷が出土したことから、同所が川合家敷地内であることが確認された。
　

メディアクリップ

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