端山貢明(はやま・こうめい)さんは20世紀の大作曲家オリヴィエ・メシアンの教え子です。
オリヴィエ・メシアンが1960年代の初めに来日した時、軽井沢に滞在して鳥のさえずりに耳を傾け、その時に聞いた鳥のさえずりをモチーフにした曲をいくつも作曲したことは知られています。その辺の事実関係を確認したのが今回のおしゃべり。メシアンを日本に招聘したのは端山さんの提案だったとのこと。軽井沢滞在は端山さんの別荘でなく、星野旅館だったとのこと。野鳥に詳しい星野さんが鳥のガイドをしたらしい。ホーホケキョとかジュウイチー、とかいうのを聴いて作曲したらしいです。
ところで、たまたまメシアンのCDを何気なく見ていたら『七つの俳諧』の解説に端山さんの名前が出ていました。この文章はメシアン本人が書いたもののようで、この作品の献辞に「Mitsuaki Hayama」と書いてある。端山さんはメシアンさんには自らを「みつあき」と呼んでいたことなどもわかり、ちょっと面白い見聞をしました。
軽井沢大賀ホールもできて、軽井沢の音楽による文化的付加価値が向上するのは誰しもが願うところです。「メシアン」の価値による軽井沢の価値付加が面白いのではないだろうかと思い始めてきたところです。
|