大本(おおもと)が1892(明治25)年に開教した宗教法人であることは後から知りました。その敷地の広さと風格は古くからの寺院ではないかと思わせます。手前にあるみろく殿は1953(昭和28)年の建築ながら国登録有形文化財に指定されています。建物の印象は昭和の建築とは思えない、古くからある寺院の趣です。
大本には木の花庵という茅葺の建物があります。観光ガイドには「今から300年以上前(江戸時代中期)の丹波地方最古の農家建物として、京都府初の国の重要文化財として指定されました」と解説されています。
さらに驚くべきは御所かと見まごうほどの長生殿(本殿)です。「綾部市観光ガイド」には「平成4年(1992)に開教100周年を記念して建設された大本の中心神殿。主用材に300年以上の木曽檜などを使った20世紀最大級の木造建築」と解説されています。現在の建築とは思えません。またその荘厳さにも驚くばかりです。
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