御幸祭、通称「おみゆきさん」と呼ばれる甲州三大御幸のひとつで、毎年4月15日に行われる。天長2年(825)淳和天皇のとき勅使を下し、一の宮、二の宮、三の宮の各神社に命じて、釜無川の水防祈願を行ったのが始まりといわれている。一の宮浅間神社(笛吹市一宮町)、二の宮美和神社(笛吹市御坂町)、三の宮玉諸神社(甲府市)から神輿等が竜王の三社神社に着くと川除けの儀式が行われ、治水を祈願する。川に向かって投げられる白い石を拾うと、厄除けや無病息災にご利益があると伝えられている。この祭りは、祭神が女性であることから神輿衆は紅おしろいに華やかな長襦袢で着飾り、独特の「ソコダイ、ソコダイ」のかけ声とともに信玄堤を足で踏み固める動作で練り歩く。参照:「山梨の祭り」 (写真番号 uh0975_5_4)
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