写真番号 nu-a0057-0002b 山梨中央銀行従業員組合は、山梨県労働組合総連合会、全国銀行労働組合連合会に加盟していました。この全銀連は昭和28年の全国大会で、賃上げ・金融民主化(合理化)などを要求していました。 山梨中央銀行従組は、翌29年10月22日から11月1日まで給与体系の合理化及び退職金増額を要求して、11日間のストライキに突入しました。この争議時には「民族独立行動隊」の労働歌が歌われ、ジグザグ行進が実施されました。この争議は山梨の労働運動の中で本格的な賃金闘争でありました。 山梨百科事典によると、戦後の大争議(ストライキ)としては1949(昭和24)年の丸中製糸場争議、1954(昭和29)年の山梨中央銀行争議、1957(昭和32)年の平和タクシー争議などがあげられますが、銀行争議として、全国的に見ると、最も激しく闘われたのが、山梨中央銀行従業員組合の争議だと言われているようです。
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