長野オリンピックが開催される前からオリンピックのボランティア活動は、始まっていた。オリンピックが長野で開催するために、何年も前から招致活動が行われていた。当時の日本は、男性社会であり動き出した段階では、男性が中心で活動していた。しかし、丸田さんは、男性のみではいけないと男女が協力してやるべきと考え、丸田さんの周りの女性に声をかけ活動していった。 丸田さんは、IOC委員に良い印象を持ってもらうために、女性ならではのやさしいおもてなしを行った。まずは、「オリンピック来い来い」ということで来い(鯉)にちなみ手作りの鯉のぼりを振ったり、こいのぼりの歌を歌ったりとIOC委員を迎えた。他にも、法被とHAPPYをかけて餅つきなど伝統芸で迎えたりなど行い、開催地決定にいたった。この活動は、多くの人が喜び、感動し、ボランティアとは「やってもらいありがとう」だけではなく、「やらせてもらいありがとう」というWINWINの関係が重要だと取材から分かった。
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