赤色の石による六文銭(ろくもんせん)旗は、真田氏の歴史上の特に重要な戦いを表現しています。 赤い色は大坂冬の陣における真田隊の「赤備(あかそな)え」(赤色の鎧(よろい)、兜(かぶと)などを着用し全身を赤一色で統一した。)にちなんでいます。
緑色の芝生の小段は、それぞれの段ごとに、真田氏の活躍した時代を表現しています。 たとえば、真田時代、上田時代、沼田時代といったように。
流れの最上流にある白い石は、真田氏中興の祖(ちゅうこうのそ)とあおがれる真田幸隆公など、真田氏の源流を現しています。
黄色の部分は、「真田丸」を象徴しています。 真田丸は、大阪冬の陣に幸村が大阪城の南の敵陣内に築いた出城で、その子大助(だいすけ)と共に獅子奮迅(ししふんじん)の活躍をした所です。現在は「真田山公園」となり大阪天王寺区民(てんのうじくみん)憩(いこい)の場となっています。
黒い石に刻まれたものは「花押(かおう)」です。書き判(かきはん)とも呼ばれ、現代の印鑑(判こう)にあたるものです。武将その人を示す証明のサインです。ここでは上段に真田氏、下段には当時の真田氏と特に関係の深かった武将の花押を配しています。
青色の水の流れは、真田氏の歴史を貫(つらぬ)く時間軸を示し、真田氏の発祥から大阪の役までを表現しています。
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