今学期のゼミが終わると、クラスメートのM君(ガルパン大好き)、H君とT君が留学生のわたしを誘ってくれて、「今回ステージの大洗町に行って聖地巡礼してみないか」と言ってくれました。 恥ずかしいですが、TYPE-MOON厨としてのわたしは実をいうとガルパンにそれほど詳しくありません。しかし、現在読んでいる「アニ魂」という中国語の電子雑誌と中国のツイッター「ウェイボー」でのアニメマニアたちのおかげで、この特例の中の特例、日本中、いや、世界中でもものすごく珍しい大洗町を知っています。なぜかといえば、「アニメで地方を振興しよう」というブームのもとに様々な作品が作られたのですが、ガルパンのような地方(大洗)が世界中に影響力を及ぼしたものはほとんどありませんから。つまり、ほかのものはほとんど失敗したと言えます。 そのうえ、雑誌のインタビューでガルパン製作側のバンダイビジュアルに属する杉山潔さんは「アニメは地方を振興する力が実はありません」と言いました。それなら、どうして大洗だけが世に知られてきたのでしょうか。この疑問とワクワクした気持ちを持って、わたしは今回の大洗とことん探検隊を始めました。
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