●質より量 世の中には膨大な地図が存在し、極力多くの地図がデジタル化の対象となることが望ましいことは言うまでもありません。そのためには極力コストをかけず、物量の壁を乗り越えていくための知恵が必要です。地図データの条件は文字や図版の判読ができることです。すなわち、地図データはデジタル化のプロが作成するものでなくてもよいのです。むしろ、誰もがデジタル化に参加できるよう、自分のデジタルカメラで撮影してもよいという割りきりが肝要です。 ●参加型で資料の整備を 地図のメタデータ整備等の作業には労力と専門知識を必要とします。また、地図データは大型のものであることも多く、そのデジタル化には一般の文書よりも労力がかかります。地図を読解できないためにそのデータの処理が滞り、公開されないことがあってはなりません。マップづくりチームでは、発想を転換し、たとえ画像化地図のみであってもあえて公開を行い、地図の読解ができる方の力を得て、ネット上でメタデータの作成や諸々の情報の書き込みなどの作業を行います。
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