かつて「蚕都」と呼ばれた全国の地域をめぐり、「蚕都上田」の独自性などをツアー参加者それぞれの視点から捉えてみます。他地域をよく知ることにより、蚕都上田をより深く理解して、これからの上田の地域づくりなどに活かしていくことが目的です。 なお、全ての蚕都をめぐるのは難しいため、今回のツアーでは上田とは地理的に比較的近い「蚕都熊谷」を探訪します。(平成23年度長野県地域発元気づくり支援金事業) <「蚕都熊谷」の視点> 蚕都熊谷は、片倉石原製糸所(現片倉シルク記念館)によって代表されます。しかしながら、熊谷に蚕糸業の拠点や生産地が集中する構造ではなく、それらが埼玉県全域に広く分散し、熊谷は主に製糸を担っているところに一つの特色があります。ツアーでは、埼玉県の主たる蚕糸業の文化遺産をめぐります。 なお、本ツアーでは、現存する最大の製糸所である碓氷製糸の操業風景を見学します。また、横浜開港以来、信州から運ばれた生糸が利根川水運路に積み替えたとされる倉賀野河岸を見学します。
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