今回は、日本シルクロードの交易拠点・横浜を訪ねます。
横浜は1859年の開港以来、国際的な交易の拠点として栄えました。とりわけ国産の生糸を世界に輸出して日本の近代化を支えました。長野県は蚕糸王国日本の最大の生産拠点として、横浜は生糸輸出港として両者間に国内最大の生糸交易ルートが形成されました。しかしながら、横浜の古い状況は関東大震災と第二次大戦での空襲のため歴史的資料が焼失して不明な点が多く、信州上田に残る古文書などからの歴史的解明が期待されています。このたびの横浜探訪では、日本蚕糸業史に詳しい小泉勝夫さんに「日本シルクロード」の歴史的背景などについてお話をお聴きすると共に、生糸輸出にゆかりのあった横浜の各所を訪ね、横浜と蚕糸王国長野県とのつながりを探ります。これを機会に横浜と長野県・上田との交流発信を始めます。
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