ここの集落が坂下と言うことは後から知りました。また、この集落は車で道路を往来するたびに目にしています。車で移動する時にはすぐ近くの結婚式場「玉姫殿」ばかりが目だって見えていました。信号機のあるこの交差点を通過したのはこの時が初めてです。車での往来がいかにルートの選択を少なくしているかを実感しました。交差点を渡り、しなの鉄道の踏切を渡り、同時に長野新幹線の高架線の下を通り、先へ進むと細い川筋と出会います。これが準用河川前川です。「準用河川」という言葉が新鮮です。一級河川、二級河川は私程度の知識力でもわかります。「準用河川」は市町村が管理する河川とのこと。さらに面白いのは「前川」という川の呼称です。おそらく上田城の前を流れる川という意味で前川なのでしょう(これは推察で確証はありません)。いろいろな前川があるものです。こんなに細い川ながら、地図でこの川筋をたどってみると長く続いていることがわかりました。前川には上田の城下町の歴史と何らかの関わりもありそうです。後日、調べてみることにしましょう。
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