荒波のシノリガモを再び映像に捉えることに成功しました。肉眼で見れば、すぐ目の前に見えているわけですが、荒波という相対空間の中にある対象物を固定カメラで狙うのがいかに難しいかを実感しました。『きらくにバードウォッチング』は、撮影を頑張らない、見たモノを「きらくに」撮るのがモットーですが、この時が一番頑張ってしまったかもしれません。周期的に波が寄せるので、その間、鳥の姿はファインダーから消えていなくなります。また水にもよく潜ります。この時にカメラを動かさず、じっと待っていると再びファインダーの中かその周辺すぐ近くに姿を捉えられることがわかりました。あれだけ高い波が通過してもなお、留まっている位置が変わらないということでもあるわけです。非常に不思議な習性ですね。
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