誰もがつかめる「面白さ」

出演者: 前川道博（東北芸術工科大学専任講師）
(登録日: 2004/10/03 更新日: 2005/01/06)

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前川道博（東北芸術工科大学専任講師）

デジカメで、ビデオで捉える。発見する。こういうのも一つの表現行為。発見の行為なんですね。そして人に伝える。人に教える。この面白さですね。本当に楽しめる可能性は、誰にでもあります。生涯学習の面白さというところは掛け合わせになってくる部分がある。皆さんがもっと自分で楽しんでいけるような文化創造、学習の創造というものができるように支援していきたいと思っています。

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　で、この世の中つまらないって言っている人もいるんですけれども、そんなことでは決してなくて、どこに行っても面白いものはあるんですよね。ただそれを面白い、興味のある対象としてみていないだけなんですね。
　だからこういう道具で、デジカメで、ビデオで捉える。発見する。こういうのも一つの表現行為。発見の行為なんですね。これも何気ないことですけれども、やってみるかみないかでだいぶ差がついてくる。そこに何かが見えてくる。それは自分が世の中を見る視点を作るということなんです。これもポートフォリオというものがあると、一つのきっかけになるということですね。これもまた世界を見る一つのきっかけ作りとしてとても意味のあることなんではないかなと思うんですね。
　そして人に伝える。人に教える。この面白さですね。これで何倍も（面白さが）増幅します。これは掛け合わせで増幅します。そういう面白さがあります。そして皆と一緒に楽しくやりましょうというコラボレーション。こういう際限のない楽しみ方がその先にある、ということなんですね。一人でやっていれば孤独でしかないんですけれども、仲間がいるととても楽しくなる。支えあいになる。そして自分が途中でやめちゃおうと思ったところも、人に励まされる。人に刺激をされあう。こういうふうな関係性で思いもしなかったような方向に展開していくことがあると思いますね。
　というふうないろいろなことがあって…。人は意外に常識にとらわれているって面が非常に多いんですね。「こういうことやると恥ずかしい」と人は思うんじゃないかと思ったりするとできることができなくなりますよね。結構皆さん、自信がなかったりして、ちょっとためらったりする方も多いというのを見受けます。それはやはり自分でやる面白さの経験がまだないからかもしれないんですね。

　本当に楽しめる可能性というのは、誰にでもあるわけなので、そこを早く気づいて皆さんがもっと自分で楽しんでいけるような文化創造、学習の創造というものができるように支援していきたいなあと思っているんですね。そんないろいろなことを考えると、生涯学習の面白さというところは掛け合わせになってくる部分がある。そうすると総じて80倍ということになっていくわけです。80倍のどれがどの数字というのはちょっと秘密にしておきたいと思います。これ、どこかで種明かししたいと思っています。

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