[ カテゴリ(神道(その他))へ戻る | ←← | →→ ] [ カテゴリ(神道(その他)) | 地域(志津) | 年代(文政1818〜) ]
西川町石碑石仏資料

大淀大明神

カテゴリ: 神道(その他) 地域: 志津 年代: 文政1818〜
(2004/02/02 更新日: 2007/05/22)


→画像表示 [ Lサイズ ] [ オリジナル ]


建立年:文政5年  高81×巾41


大淀大明神(おおよどだいみょうじん)の昔ばなし
大沼に儀左衛門という家の女中が、普段は畑仕事をしていた。仕事の合間に沼の水鏡で髪をとかしていた。ある日、女中は家に帰って来ない。探していると、沼の処にちゃんと草履が揃って置かれていた。沼の主に水の中にさらわれたのだろう。すると夜に儀左衛門の枕元に神様が立って「その晩、12時に宝物をやるから来い。」と云う。けれど、恐ろしくて儀左衛門は行かなかった。すると、ドッと水が家を打ち破って入ってきた。その時に上の沼の主が今の大明神の沼に来た。御神体は青大将だともいうし、大きな鯉を見た人もいるという。それからは蚕が鼠に食われないようにお詣りし、「姿見せねで、鼠食ってけらっしゃい。」と参詣する。後に大沼から主が南の沼に移ったといい、その時のずり痕から「沼ずり」という地名がある。

  文政五年
 大淀大明神
  九月廿五日
 
[ カテゴリ(神道(その他))へ戻る | ←← | →→ ] [ カテゴリ(神道(その他)) | 地域(志津) | 年代(文政1818〜) ]
[ ホーム| ]