この雑記帳はコンサートから約12年が経過した2023年大晦日に書いています。
2011年3月11日に起きた東日本大震災で水戸が甚大な被害を受けました。水戸芸術館も被災し、休館したまましばらく復旧工事が進んでいました。同じ年の7月9日、復旧半ばにしてコンサートが再開されました。それがこの定期公演です。水戸芸術館の館内は損傷が大きく、正面の入口は閉鎖されたまま、入口を限定し、復旧工事中の場所は立ち入り禁止のままコンサートが行われました。痛々しくも、コンサートが再開できたことの喜びが何よりも先に立つ印象深いコンサートでした。
<コンサート雑感> バッハのお馴染みの曲「管弦楽組曲 第1番」を堪能。続いてハイドンの『ピアノ協奏曲』。小菅優さんのピアノ演奏を生で聴くのは初めて。こんなに力のある、そして繊細な演奏をされる方とは期待以上でした。機会があればまた聴きたいと思いました。小菅優さんのアンコールで武満徹の2曲を聴けたのも幸運でした。
シューベルトの『交響曲第5番』は大好きな曲。水戸でこの曲を聴けたのも幸運です。
コンサートの後は市内のドイツ料理店で食事を堪能。ドイツビールも美味でした。残念ながらその後この料理店はなくなりました。遠い記憶ですが、この日のコンサートと共に記憶に蘇ってきます。
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