おやおや。手持ちのCDとジャケットが違うんですけど曲名リストを見ると中身が全く同じでした。オーブレのベストアルバムです。オーブレはいろいろ聴いたのですが、これが一番よかった!
ベストアルバムなので当然と言えば当然ですが、選曲がよすぎです。オーブレの定番「C'est Beau la Vie」はもちろんですが、「La Fanette」は極めつけです。この曲の美しさ。よもやあのジャック・ブレルの歌だとは思えないぐらいに美しい。同じ歌なのにどうして歌手が違うだけでこんなに美しさが違うんでしょう! ブレルの歌は本人が歌うよりオーブレに歌ってもらう方がぐんと価値が上がる、というものです。
その点ではジャン・フェラの歌も同じ。やはり本人よりオーブレの歌の方がずっといい。
最後の「Premier Rendez-Vous」も大好き。ディナーショーのラストナンバーみたいな感じで味わい、余韻が残ります。
もちろんオーブレの時代は知るわけもなく、年代的には日本で言うと西田佐知子とほぼ同時代。同時代の記憶にないのも無理もないというものです。知りえない時代への郷愁かもしれないと思っています。
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