待ちに待ったサイトウ・キネン・フェスティバル松本が今年もめぐってきました。フェスティバルは8/16から始まったようですが、私が聴くのはこの日が初めてです。 ちょっと早すぎる順調な到着。松本インターを降りると、すぐのところにハーモニーホールがあります。19時開演ですが、市街を通過しないので渋滞に巻き込まれることもなく、17時半には着いてしまいました。駐車場には車がまだ少ない。 前日は軽井沢でコンサートを聴いたばかりですが、連日コンサートが立て続いてしまいました。
プログラム前半のパーカッションは実によかった。竹原美歌さんの演奏を聴くのは初めて。クセナキスらしい確信に満ちた力強い作品。トランペットとのデュオもよかった。パーカッションは、演奏家である以上にスポーツ系であることが求められるという印象。身体のリズムが演奏のリズム。この運動感覚、リズム感がないとまずパーカッションは演奏できません。楽譜がどう書かれているのか、みてみたいものです。
フランクの五重奏曲は初めてです。フランクと聴いてさぞかし渋いだろうと予想したら、期待に違わず渋かった。悪い意味でなく、渋くてよかったという意味です。
ちょっと面白かったのは、開演少し前、客席に小澤征爾さんが入ってきたら拍手が起きたこと。あの白髪まじりの頭は目立つのですよね。一目ですぐわかる。お客さん(というよりは関係者)に拍手は異例です。
前半と後半、おそらく何の関連性もない組み合わせも面白いといえば面白い。どちらも演奏の質が高く堪能しました。
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